八百長レーサー西川昌希が暴露本出版
2020年1月8日、競艇のレースで故意に順位を下げ、見返りに報酬を受け取ったモーターボート競走法違反の疑いで逮捕され、懲役4年を求刑された八百長レーサー西川昌希(にしかわまさき)が宝島者から【競艇と暴力団「八百長レーサー」の告白】という暴露本を2020年11月2日に出版することが決まったみたい!
競艇と暴力団「八百長レーサー」の告白
発売日:2020年11月2日
著者/編集:西川昌希
出版社:宝島社
発行形態:単行本
ページ数:256p
【商品説明】
公営競技・ボートレース史上最大の八百長スキャンダルはなぜ起きたのか。名古屋地検特捜部に逮捕された選手本人が、赤裸々にその不正の全貌を明かす懺悔の書。暴力団組長の子として育てられた数奇な生い立ちと、天才的な選手としての資質、そして驚くべき巧妙な不正の手口、消えた5億円の行方、そして不祥事をもみ消そうとしたボート界の隠蔽体質。業界騒然の話題作。
※Rakutenブックスより引用
プロフィール
氏名 | 西川昌希(にしかわまさき) |
生年月日 | 1990/2/26 |
所属 | 三重支部 |
登録番号 | 4559 |
級別 | A1級 |
ボートレース史上最大の八百長事件
出走するボートレースで順位を操作、見返りに現金300万円を受け取ったとして、名古屋地検特捜部は8日、モーターボート競走法違反容疑で東京都練馬区の元ボートレーサー西川昌希容疑者(29)を、現金を供与したなどとして同法違反容疑で親族の津市の会社員増川遵容疑者(53)をそれぞれ逮捕した。
逮捕容疑は共謀して、昨年7月2日に大津市の琵琶湖モーターボート競走場で行われた二つのレースで、増川容疑者が西川容疑者を上位3着に含まない3連単舟券と2着か3着になる同券をそれぞれ購入。
西川容疑者が故意にそれぞれのレースで4着と2着となり、競争の公正を害したほか、さらに同月ごろ、増川容疑者が報酬として300万円を供与、西川容疑者は収受した疑い。
特捜部は2人の認否を明らかにしていない。西川容疑者が有利な位置からスタートしながら、順位を下げるなどしたとみて詳しい経緯を捜査している。
特捜部によると、モーターボート選手はレース開催前日から、宿舎からの外出や外部との接触を禁じられるが、西川容疑者はスマートフォンを不正に持ち込み、増川容疑者と連絡を取っていたという。
SANSPO.COM より引用
問題になったレース
競艇は最内(ほとんど1号艇)が有利な競技である。一番のライバルとなる隣の2号艇が「レースをしない」のなら、インの1号艇が勝つ確率は非常に高まる。加えて、2号艇への投票が紙くずとなるため配当も高まる。
「このレースは6号艇に実力差があり、西川がレースをしないなら、舟券は1を頭とした3・4・5ボックス=6点で十分でした。それを知る西川は前夜の宿舎で親戚に連絡を入れ、6点の舟券を頼んだのでしょう」(同)
6点の最終オッズは以下の通り。
1→3→4 14.3倍
1→3→5 28.4倍
1→4→3 12.1倍
1→4→5 22.3倍
1→5→3 50.1倍(的中)
1→5→4 55.6倍
どう買っても、十分に利益の出る配当である。
ちなみに、2号艇の西川容疑者がらみの舟券は1→2→3 6.3倍、1→2→4 6.0倍と売れていた。3連単の売り上げのうち4分の1ほどが、この2点だったわけだ。西川容疑者は舟券を頼んだ親戚から300万円を受け取ったと報道されている。ということは、1→5→3の的中舟券に相当な金額を入れていたことがわかる。
オッズにも不自然な点がある。51.6倍の1→5→2は、50.1倍の1→5→3(的中券)よりも人気がないのだ。
「どちらの的中率が高いかといえば、間違いなく2号艇が3着となる1→5→2です。自分が消えることを前提とした西川は、1→5→3に相当突っ込ませたのでしょう」(同)
自分が出走するレースで自分が消えるなら、的中させるのは容易だろう。しかし、4号艇の転覆後、3号艇を先に行かせるという不自然な動きを見たファンが騒いだことで、西川容疑者の思惑は崩れ去った。
Business Journal より引用
本当にあるんだな。こっちはがっつり負けてんのに